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地域の健康を支え、愛される病院
大阪社会医療センター付属病院は、50年間に渡り、あいりん地域の医療を担ってきたが、周辺地域の再開発が進み、居住環境が変化していく中で、近隣の小学校跡地に移転新築し、未来の地域医療を支え続ける病院建築を整備した。
医療の新たなニーズに柔軟に対応し、地域社会に必要な医療の取組みを迅速に行うとともに、生計困難者に対しては、無料低額診療が行える病院環境を整えた。
新しいまちづくりに相応しい病院建築をめざし、人間の感覚を刺激する自然(光・風・緑・香)の仕掛けを建築に取り入れ、廊下の突き当りからの大きな採光、バルコニーとルーバーによる日射調整、2階リハビリテラスとパーゴラを渡る風、歩道に沿った植栽などを演出した。また自然素材(木調、布地調)を基調とした内装デザイン、健康の回復や元気を感じるカラーを採用することで地域や利用者に快適で安心が得られるように配慮した。また3階から5階の病棟階では、スタッフステーションを直接結ぶ吹き抜け階段を設置するなど、医療スタッフにも働きやすい環境をつくりだしている。
所在地 | 大阪府 |
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構造 | S |
階数 | 5/0 |
延床面積 | 5,011m² |
竣工年 | 2020年 |
備考 |